★いくら同じように育てても、男の子と女の子の考え方に大きな隔たりが出来る事は化学が証明している。 神経学者や脳の研究者はこぞって、その原因はホルモンにあると断言する。
★生まれたての赤ん坊の精神は空っぽで、親、教師、環境がその子の態度を形作り、生き方を
選択させるというのが、20世紀後半までの考え方だった。
しかし最新の研究では、受胎後6~8週間から、すでに人間の精神はコンピューターのように
配線が始まっているという。コンピューターを動かすのに不可欠な「オペレーティングシステム」はもちろんの事、
いくつかの「ソフトウェア」もこの時期にインストールされる。
つまりハードウェアとソフトウェアが一通り揃ったプレインストールマシンとしてこの世に誕生するのである。
オペレーションシステムとその回路に関しては、変更の余地は殆どない。
※環境や教師は後からデータを追加して、互換プログラムを動かすだけである。
しかも、操作マニュアルはないに等しい。
★人間を形成するのは生まれか、育ちかという議論は決着がついていて、
生まれついての資質が大きな部分を占めている。
「育ち」が関係してくるのは学習行動と呼ばれる領域で、例えば育ちの母でも、
産みの母と同じようにちゃんと子育て出来るのは、子育てが後から学習する行動だからだ。
★あなたの今ある姿は、ホルモンのなせるわざだ。
人間は皆化学反応の結果なのである。