★脳の研究★

★男女の脳の違いが科学的な調査の対象になったのは、1882年、ロンドン博物館で フランシス・ガットンが行ったものが最初である。この時の実験では、男は女に比べて、 「明るい」音、ピッチが速く鋭い音によく反応し、握力が強く痛みに鈍いことがわかった。 同じころアメリカの実験では、男は青色より赤色を好み、言葉の使い方が上手く、家庭内の 技術的な問題を解決するのが得意。
女は聴覚が鋭く、男より使う単語の数が多く、個々の課題や問題に取り組むのが上手いと、 結果がでた。男性が左脳に損傷を受けると発語能力や言語を殆ど失うのに対し、女性が同じ所を、 同じぐらい負傷しても影響がすくない。つまり女性は発語を司る部分が一つではないという事だ。

★脳の分析★

★1990年代に入ってから脳のスキャン技術は飛躍的に進化し、PETやMRIを使えば、 生きてる脳の様子まで見られるようになった。言葉を話すとき男は左脳を、女は左右両方を使ってることが解った。 男と女では、脳の働きが違うのだ。女の左脳は男より成長が早い。後から生まれた妹もお兄さんより早く上手に話せるようになる。 字を覚えたり外国語を習得するのも早い。
うまく話せず専門家の所へ連れてこられるのは男のほうが多い。
しかし、右脳に関しては男の子の方が成長が早く空間能力、論理や知覚能力が発達していく。
だから男の子は算数やパズルが得意だし、 物を組み立てたり、問題を解決するのが好きで、そういう技術は女の子より先に身に付ける。

★接続は女の方がよい!男は「一度に一つづつ」しかできない!★

★左半球と右半球は脳梁という神経繊維の束で繋がっていて、これを経由し左右の脳は連絡を取り合い 情報を交換している。女の方が脳梁が太く、左右の連絡が1.3倍も良い。同じ作業をしていても、男と女では使っている脳の部分が異なる事が解かっている。
女性ホルモンのエストロゲンは神経細胞に働きかけ、左右半球の働きを良くする事も解かった。左右の連絡が良いほど話し方は滑らかになる。 関連のない作業もいくつもこなせて、直感が鋭いという女の特徴も、これで説明ができる。
★男の脳は一度に一つの事しかできない用にできている。「彼が新聞を読んでいたり、テレビを見ている時は 私が何を言っても聞いてないのよね!」という愚痴は女なら一度はこぼす。 本を読んでいる時の男の脳をスキャンしてみれば、必要な所以外は、死んだようになっている事がわかる。男の脳は左右のいずれかしか 働いてないので右に曲がる所を左に曲がる等運転は間違えない人が多いが、その時話しかけられるとダメなのである。

★歯磨き一つとっても、女は磨きながらテーブルを拭き、歩いたり、話したりもできる。 男は、洗面台の前で足を開きしっかり立ち、頭を上下に揺らしながらひたすら歯を磨く。
このとき、水は流しっぱなしだ。